読み聞かせしても全然聞かない!?そんなときに選びたい面白い絵本10選

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絵本

こんにちは。ゆっこう(yuccow)です。
子どもに絵本を読み聞かせしたい。そう思う親御さんは多いと思います。
もしくは、学校で子ども達に読んであげたい。読み聞かせのボランティアをすることになった。

そんなときに、絵本を読み始めても全然聞いてくれなくて困っているということはありませんか?

読んでいるのに、お子さんが途中で立ち上がってしまったり、他のことをし始めてしまったり。
その原因はいろいろあると思います。
1.年齢や興味(分野)などが、そのお子さんに合っていなかった
2.絵本も良いけど、今、他にもっとやりたいことがある(おもちゃで遊ぶとか)
3.そもそも絵本なんてつまらないと思っている(食わず嫌い)

1の場合は、もう仕方がありません。またじっくり絵本を選び直してお子さんに合った絵本を見つけましょう。

今日、ご紹介するのは、2や3のケースに向けた絵本です。

他にもっとやりたい事があるけど、いつの間にか絵本に惹きつけられてしまう
絵本なんて赤ちゃんの物だと思っていたけど、どうも違うようだ。

今回は聞いているうちに、そんな風に感じて、いつの間にか夢中になってしまう面白い絵本からお勧め10冊をご紹介します。
※主に幼稚園から小学生くらいのお子さんを対象に選んでいます。

こんな人におすすめ!

・子どもに絵本を読み聞かせしても全然聞いてくれない
・学校で読み聞かせボランティアをすることになったが、何を読んでいいのか分からない
・教室で絵本を読んでも、あまり聞いていないようだ
・幼稚園から小学生に向けての絵本を探している

絵本の力を体感した経験談

小学校や放課後教室など、いろいろな場所で絵本の読み聞かせをして来ました。
中には対応の難しい子ももちろんいました。


あるとても賢い1年生の男の子がいました。勉強は天才的なのですが、もう少し心が成長してくれたらなあと感じさせる子でもありました。
ぜひ絵本を読んで心を豊かに育てて欲しかったのですが……
ご家族から「絵本は赤ちゃんの読むものだ。もっと難しい本を読むように」と言われていたようで、「そんな赤ちゃんの読む物は絶対に聞かない」と読み聞かせの場に来ようとしませんでした。
その子には、読み聞かせのスペースから衝立で仕切られた空間で、好きなことをしてもらうことになりました。
多分、算数のドリルか何かをやっていたと思います。
絵本なんか絶対に聞かない!できれば耳を塞ぎたい!くらいの雰囲気でした。(^^;)

ところが隣りのスペースで、私が絵本を読み始めると、ストーリーの面白さに惹かれて、ジワジワと絵本の見える場所に移動。
立ったまま衝立の陰からコッソリ覗いて、夢中になって聞いていたんです。
その次からは、読み聞かせの場にも最初から来るようになりました

その時私が読んだ絵本は「3びきのかわいいオオカミ」です。
この絵本も下で紹介しますが、先日別に紹介記事を書いているので、ここでもご紹介しておきますね。

絵本には子どもを引き付ける力があるんですよね。
では、あらためて「思わず聞かずにはいられない、面白い絵本10選」をご紹介します。

長く親しまれている本から

お父さん、お母さん、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんが小さい頃からあった絵本で、今でも定番として読まれている絵本ってありますよね。
例えば「ぐりとぐら」とか「モチモチの木」とか。
世代を超えて長く読み継がれている絵本。
そういう絵本は名作です。読み聞かせに選んでおいて間違いのない本と言えると思います。
その中でも、今回は思わず夢中になってしまう面白い絵本を2冊選んでみました。

ソメコとオニ

ソメコはとにかく元気な女の子。たくさん遊びたいけれども、大人はいつも忙しくて構ってもらえません。
そんなときにソメコといくらでも遊んでくれる大人が現れました。そのおじさんは実はオニで、ソメコを誘拐して身代金を取ろうとしますが――。
「ソメコを返してほしければ金をよこせ」と言っていたオニが、最後には「頼むから早く迎えに来てくれ。金をやるから」となってしまうのが、おかしくて大人も子どもも大爆笑です。

じごくのそうべえ

落語を元にした絵本。軽業師のそうべえは、綱渡りの最中に落ちてしまい、あの世へ行ってしまいます。そこでは、閻魔様の手抜きで地獄へ行くことに。
同じく地獄へ送られてしまった医者のちくあん、山伏のふっかい、歯抜き師のしかいと出会います。
4人は、糞尿地獄へ落とされれば「うちのトイレの方がくさい」と言ったり、鬼の身体の中に潜り込んで暴れたりと、大騒ぎ。
痛快で、オチも楽しい絵本です。

昔話から

昔話って最近聞く機会がありませんよね。
お父さんお母さんの世代でも、あまり知らない方も多いかも。
でも、昔話って無情で、怖くて、結構ハラハラするんですよ。
意外と子どもたちの反応が良くて、いつもビックリします。

さんまいのおふだ

山で出会ったおばあさんに「美味しいものがあるよ」と誘い出されて、その家に泊ることになった小僧さん。
夜中に目を覚ましてみると、おばあさんが実はオニババで、小僧さんを食べようとしていたことを知ります。
和尚さんにもらっていた3枚のお札を使って逃げ帰ろうとしますが――。
追って来るオニババと逃げる小僧さんのハラハラする展開に子どもたちは夢中になります。
最後に和尚さんがオニババをやっつけるところも痛快です。

うまかたやまんば

3枚のお札とパターン的には似たお話ですが、こちらの方が表現がちょっと怖いかも。
中学年~高学年に読むのに良いかもしれません。低学年には「3枚のお札」にした方が良さそうです。
寂しい山路で山姥に出会った馬方は、「食い物をよこせ」と山姥に追いかけられます。
運んでいた荷の魚を投げつけて逃げますが、すぐに追いつかれ、仕方なく馬の脚を1本切って山姥に投げつけます。
それでもすぐに追いつかれとうとう馬も食べられてしまい――。
この馬の脚が1本無くなった状態で、ガッタガッタと走って逃げるときの描写が怖いです。

ひゃくにんのおとうさん

中国の昔話です。働き者の夫婦が、入れた物が100倍になって出てくるという壺を見つけました。
夫婦が壺で鍋などを増やし、困っている人に配っていると、それを聞きつけた地主が壺を奪っていきました。
ところが、うっかりそのツボに火のついたロウソクを落としてしまい――。
タイトルからもオチが想像つくかと思いますが、とても愉快な絵本です。

読み聞かせでも人気の楽しい絵本

最後は、読み聞かせでも大人気の楽しい絵本から、割と最近の本を紹介します。(中には1980年代初版の物もありますが)

いいからいいから

ある家族の家に、空から突然かみなりさまの親子が落ちてきて――。
何が起きても「いいから、いいから」と動じないおじいちゃんと、それを見て学ぶ孫のやりとりが楽しいです。
詳しくはこちらをどうぞ

ねえ、どれがいい?

どれも選べない究極の質問がたくさんでてきます。
悩みながら答えを選ぶのも、他の人が選んだ答えを聞くのも楽しい絵本。
お子さんとの読み聞かせが盛り上がるの間違いなし!家族で楽しむことができる絵本です。
学校で読み聞かせするときはちょっとコツが必要かも?
詳しい紹介や、クラスで読み聞かせるときの注意点はこちらを参考にしてみてください。

3びきのかわいいオオカミ

自分たちの家を造って暮らすことになった3匹の子オオカミ。お母さんの家を出るときに「悪い大ブタには気をつけるのよ」と言われます。
3匹は、まずレンガで家を造りました。すると、そこへ悪い大ブタがやってきて「ドアを開けろ!」と怒鳴ります。
3匹が断ると、大ブタはハンマーを持って来て家を壊してしまいました。3匹は逃げ出して新しいお家を造るのですが――。
単なる3匹の子豚のパロディではありません。面白いだけでなく、最後にほっこりさせられるステキな絵本です。

オオカミのひみつ

みんなから恐れられるオオカミには、森のみんなに絶対に知られたくない秘密がありました。
実はしゃくとりむしが怖かったんです。
ある日、自分より大きなオオカミと闘うことになったとき、オオカミの足元には何とそのしゃくとりむしが……!
これも子どもたちが大好きな本で、シリーズの次作品も読んでくれと何度も言われた本です。

まんじゅうこわい

落語絵本です。みんなで集まって「自分の怖いもの」について話していました。
それぞれ「ヘビがこわい」「クモがきらいだ」と怖いものを打ち明けあったのですが、最後に残った松つぁんは「おれな嫌いなものなんかない」と威張ります。そんなはずはないと、みんなが何とか松つぁんの怖いものを聞き出すと、松つぁんは「実は、まんじゅうがこわい」と言い出し――。
みんなの嫌いな物についての会話が楽しくて、まず盛り上がり、松つぁんの計略に笑いが起きます

まとめ

読み聞かせで大人気の絵本10冊をご紹介しました。
読み聞かせに興味のない子も、思わず聞き入ってしまう絵本ばかりを集めてみました。
どれも読むと必ず盛り上がるので、ボランティアを始めたばかりで「聞いてもらえなかったらどうしよう」と心配な方にもピッタリな絵本です。
ぜひ、この10作の中から選んで、試してみてくださいね。


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