こんにちは。ゆっこう(yuccow)です。
今日、ご紹介するのは、とにかく楽しくて、自分のご先祖さまってどんな人だったんだろう?って考えずにはいられなくなる絵本
「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」です。
非常にインパクトのあるタイトルですが、内容は、もうそのまま!
おじいちゃんのおじいちゃん……について知っていくというものです。
とにかく楽しい!子どもたちにも大人気の絵本です。
読み聞かせするなら、お盆を控えた夏休み前など、
また、どなたかの命日などに家族で読んでも良さそうな絵本ですよ♪
・小学校低学年~中学年、幼稚園もOK
・夏休み前などのお盆を意識した時期
・お正月前など祖父母と会う機会の前なども
あらすじ
5歳の「ぼく」が、お父さんやおじいちゃんを紹介してくれます。
そこで、おじいちゃんから、おじいちゃんのお父さん、そのまたお父さんがどんな人だったのかを聞いた「ぼく」は、ひいひいおじいちゃんに「ひいひいおじいちゃんのお父さんはどんなひと?」とたずねるのですが――(所要時間 3~4分)
「おじいちゃんのおじいちゃんの~」の魅力
ぐいぐい引き込まれるストーリー
最初は自分のおじいちゃんから、おじいちゃんのお父さんやおじいさんについて、教えてもらっていた「ぼく」ですが、そのうち紹介されたご先祖様の元へ行って、自分で「ねえねえ、ひいひいおじいちゃん」と直接ご先祖様に尋ねて回ります。
当然ながらご先祖様のいる場所は、その時代です。
文明開化の時代らしき場所や、江戸時代らしき世界に「ぼく」がタイムスリップして?ひょいと飛び込んでいくのです。
そのストーリーがワクワクさせられて、ぐいぐい引き込まれてしまいます。
変わっていく世の中の姿
最初は現代で始まる物語ですが、「ぼく」のおじいちゃんが、そのお父さんやおじいさんについて紹介しだすあたりから、背景が明らかに昔の時代になって行きます。
ページをめくるごとに現れる時代背景と、それがどんどん古くなっていくのが楽しくて、見ている子たちは大騒ぎです。
読み手の大変さ
これは、魅力と言って良いのか分かりませんが。
この絵本、とにかく読むのが大変なんです。
ご先祖様をどんどん遡っていくんですから、遡るほどに「ひいひいひいひいおじいちゃん」という風に「ひい」がどんどん増えていきます。
絵本の中ではかなり遡りますから、後半になるほどとんでもない数の「ひい」を読ませられる羽目に。
もちろん、ぜんぶきちんとは読めないので、後半は端折ります。が、その読み手の苦労する様子が子どもたちには、また楽しいらしく、なんどもリクエストされることの多い絵本です(笑)
読み聞かせポイント♪
先ほども書いたように、とにかくとんでもない数の「ひい」を読まされることになります。
全部読んでいたら何時間もかかるかもしれませんので(笑)、適当に端折りましょう。
ただ、全部3回ずつしか「ひい」を読まない、とかになると、ちょっと違う気がするので、本文の長さに比例させて後半の「ひい」の回数を増やしていくなどの工夫があった方が、体感としてすごーく遠いご先祖様という雰囲気がでそうです。
また、ページをめくるたびに現れる見たことのない時代背景に、子どもたちは大喜びするので、読む文章が短くても、少しゆっくりとページをめくって、背景を楽しむ時間をあげましょう。
絵本の情報
「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」長谷川義史 BL出版
最後に
楽しくて私自身大好きな絵本ですが、風邪気味のときは正直避けたいかもしれません(笑)。
その代わり、子ども達には大うけするし、楽しみながらご先祖様について思いを馳せることもできる素晴らしい絵本です。
お盆やお正月で、おじいちゃんおばあちゃんと会う機会があるときや、お墓参りの機会などにぜひ読んであげて欲しいと思います。
ご先祖様に思いを馳せる絵本としては、こちらもお勧めです。
お墓参りのときにご先祖様について考えるという内容ですが、途中にしかけもあり楽しい絵本です。
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