「死神と天使の円舞曲/知念実希人」犬猫好きに絶対読んで欲しい!【あらすじ・感想・レビュー】

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ミステリー日本

こんにちは。ゆっこう(yuccow)です。
今日、ご紹介するのは私の大好きな死神シリーズの第3弾「死神と天使の円舞曲」です。

実は初めて読んだ知念実希人さんの作品が、この死神シリーズ第1作目の「優しい死神の飼い方」でした。
謎解きあり、サスペンスあり、ハラハラドキドキあり、涙・涙のシーンありで、とにかく面白かった!!!

それ以来、知念さんのファンになり、次々と作品を拝読し始めたのでした。
どの作品も面白いですが、この死神シリーズはやっぱり面白いと再確認いたしました!

こんな人におすすめ!

・犬や猫が好き♡
・犬猫が活躍してる話なんて最高!
・読みやすい作品が良い
・ハラハラドキドキしたい
・感動シーンは外せない

あらすじ

ゴールデンレトリバーのレオと黒猫のクロは、「我が主様」の命で動物の姿を借りて地上に降り立った「高位な霊的存在」。
迷える魂を「我が主様」の元へと送る使命を持っている。
そんなクロが出会ったのは、今まさに自殺しようとしている料理人の大河だった。婚約者の美穂に振られ、さらに彼女に先立たれて、生きる希望を失っている大河に、クロは「生きる理由を探す手伝い」を申し出る。
一方、レオは未練に縛られている美穂の魂を救うべく、仕事をしていた。彼女の未練とは何なのか。なぜ美穂は突然大河に別れを告げたのか。
そんな中、周辺には連続放火事件も起こり、レオとクロは連携して事件の謎を追う。

見どころ

レオとクロの活躍

死神シリーズ第1作目ではレオが、2作目の「黒猫の小夜曲」ではクロが活躍しました。
今回の作品では、レオとクロそれぞれが活躍し、後半では(不承不承ながら・笑)チームを組み、共に謎を解き犯人を追うことになります。
それぞれの個性を生かしたダブルスは、痛快でお見事!
読んでいてワクワクさせてくれます♪

医院長の協力

レオが飼われている丘の上病院の医院長が、レオの正体に気付き始めます。
そして今作では、レオに協力して働いてくれるんです。
立派な病院の医院長が参戦してくれたことで、レオにできることの幅がグッと広がります
そして、クールな医院長と、周囲に自分の正体を悟られまいとするレオのやりとりもコミカルで楽しいです。

感動のクライマックス

詳しくは書きませんが、今作もラストに向けて感動させてくれます。
特に犬猫好きではない方でも、ここまででレオとクロに感情移入させられているので、思わず涙がホロリとこぼれるはず。
犬猫好きの方なら、号泣ものかもしれません。

感想

まるで正反対な性格のレオとクロ。でも、人を思う気持ちやお役目に真摯な点は共通しています。
そんな2匹?が繰り広げるダブルスと、ラストに向けての最高の息の合い方がとにかく良かったです!
魂を天に送るというのがベースになっている話のシリーズなので、どうしても100%「めでたしめでたし」とは行かないのですが。。。
そこもまた、切なくて心に染みるストーリーです。

おすすめポイント

・レオとクロの息の合った活躍
・シリアスになりすぎないストーリー
・感動&号泣物のクライマックス

あとがき

このシリーズは、とてもバランスの良い作品だと思っています。
推理に偏るわけでもなく、冒険ものというわけでもない。
死をテーマに扱いながら暗くなりすぎず、切なくなりすぎもしない。
ほど良くコミカルで、読みやすくて、ストーリーの展開にハラハラどきどきさせられて、謎が解けたスッキリ感も味わえる。
オマケに必ず感動させてくれるんですよね。
バランスは良いけどどれも物足りない、ということもなく、読み終わって「ああ、良かったなあ」「満足♪」と感じさせてくれるスゴイ作品だと思います!
本格派の「硝子の塔の殺人」もすごく良くて大好きなんですが、この死神シリーズもやっぱり良いなあと再確認いたしました♪


こちらは死神シリーズ第2作目です。

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